2017年度の活動


ヘルスケアデータ社会システムコンソーシアム

高精細映像技術を活用した遠隔在宅医療に関する実証

概要

平成29年度総務省「高精細映像技術を活用した遠隔在宅医療に関する実証の請負」における遠隔在宅医療の実証実験を、慶應義塾大学が中心となり湘南慶育病院との連携のもと実施しました。

Hospital in the home

本実証実験における在宅遠隔医療のコンセプトを、「Hospital in the home」としてモデル化し、その機能を湘南慶育病院をフィールドに実際の医師や患者を対象としたオンラインでの診療をおこないました。Hospital in the homeにより、患者は家に居ながらに病院と同等の医療サービスを受けられる世界を目指しています。特徴的な機能として、(1)対面と変わらない遠隔対面診察、(2)センサ機器を用いた在宅患者の「見守り」と「容態変化検出」があげられます。

 遠隔対面視察では医師が病院やクリニックなどの医療拠点に居ながらにして、在宅の患者を遠隔から診察することで、訪問にかかる時間を削減しより多くの患者を診察したり個別患者とのコミュニケーションにかける時間を増やすことが可能となります。外来患者も「診察待ち時間」や「会計待ち時間」の長さを通院の不満要因としてあげており、この解決が期待できます。また、病院に入院するより可能であれば自宅での治療を受けたいと望む患者にとって「見守り」「容態変化検出」は重要な機能です。こうした機能を含む遠隔在宅医療プラットフォームを構築し、神奈川県藤沢市をフィールドとした実証実験を行いました。

Hospital in the home

2017年度の実証実験

実証実験1

実証実験2

実証実験3